CADビューアとはなにか？　無料で使えるか？

ここからは、CADビューアの基本的な機能や、素朴な疑問についてお答えします。

CADビューアとはなにか？

CADビューアは、DWGファイルなどの図面を閲覧するためのソフトです。
CADの図面は、通常、特定のソフトがないと開くことができません。CADビューアを活用することで、設計者やエンジニア以外のユーザーが、簡単に図面を閲覧できるようになります。
そもそもCADデータは複雑な構造を持ち、DWGなど、特定のフォーマットで保存されています。ですから、かつては、特定のソフトがインストールされているコンピューター上でしか開くことができませんでした。
近年、CADビューアが市場に出回るようになってからは、図面を視覚的に表示できるビューアを使うことで、CADソフトの専門的な知識や技能がなくても設計データを確認できるようになったのです。
CADビューアは、軽量で使いやすいインターフェースで高速に動作します。ユーザーは迅速に図面を開いて閲覧することができるため、効率的に作業を進めることができます。

CADビューアが必要とされる背景

CADソフトは、多くの業界、さまざまな場面で利用者が増えています。
それに伴い、CADソフトの専門家だけでなく、クライアントや現場のスタッフ、あるいは営業担当者など、ひとつのプロジェクトに集結した多くの関係者が図面を共有するようになってきました。
とはいえ、すべての関係者にCADソフトが必要なわけではありません。
CADビューアは、図面を作成・編集する以外の用途、たとえば図面を閲覧したり、コメントをしたり、承認したりといった場合に役立ちます。

CADビューアを活用することにより、高価なCADソフトを必要以上に購入する必要がなくなります。CADビューアは、コスト削減にも寄与しているのです。

CADビューアの活用シーン

ここからは、CADビューアの簡単で便利な活用シーンについてご紹介します。

AutoCADなしでDWGファイルを表示する

AutoCADのDWGファイルは業界標準のソフトですが、AutoCADのライセンスが高価です。ですから、DWGファイルの閲覧のみであれば、CADビューアの活用が向いています。
たとえば、クライアントや営業など設計部門以外のプロジェクト関係者と設計データを共有し、フィードバックを受ける場合、CADビューアを使えば、AutoCADユーザーでなくてもDWGの設計データを確認することができます。

ブラウザで、複数のデバイスで表示する

オンラインで使えるCADビューアを使用すると、ブラウザ上で直接CAD図面を開くことができます。これにより、どこからでもアクセスしてデータを確認できます。
オンラインビューアは、クラウドベースで動作します。つまり、ローカルのストレージスペースを消費せず、パソコンやタブレット、あるいは会社のパソコンや自宅のノートパソコンなど、複数のデバイス間で簡単にデータを共有することができるのです。

アプリで、外出先で表示する

スマホやタブレット対応のアプリ型のCADビューアもあります。
モバイル対応のアプリ型ビューアにはより機動性があり、外出先や現場で、簡単に、図面を確認できます。スマホビューアのなかにはタッチ操作に対応しているものもあり、より直感的な操作でデータを閲覧できます。
アプリ型ビューアは、建築・土木、施工や製造のプロフェッショナルが、現場で設計データを参照し、作業の進捗などを確認するときに活用できます。

プレゼンテーションに活用する

自社製品やプロジェクトのマニュアル作成時、またはメンテナンス時に、設計データをビューアで確認することで、より正確な情報を文書化することができます。

教育・トレーニングの現場で活用する

CADを学ぶ教育機関や研修の場で、学生や研修生にCADデータの基礎を教える際、ビューアを活用することで、費用対効果の高いトレーニングができます。

無料で図面表示できるおすすめCADビューア、ARESの紹介

ここからは、無料で使えるCADビューア、ARESシリーズについてご紹介します。
市場には多くの無料CADビューアがありますが、ARESシリーズは初心者でも簡単に使えるインターフェースと先進テクノロジー、そして、その機能に対する価格のバランスが高く評価されています。
ARES TouchとARES Kudoは、それぞれモバイルアプリとブラウザに特化しており、使い方に応じて選ぶことができます。
CADビューアの使用（図面の閲覧のみ）は、無料でお使いいただけます。さらに有償版では、図面の編集機能、表示専用リンクの作成など、さらに多くの機能を利用できます。

アプリからCADファイルの閲覧と編集ができるARES Touch

ARES Touchは、アプリ型のCADビューアを備え、ユーザーが外出先でも図面に簡単にアクセス・編集できるように支援します。
スマートフォンやタブレットから、つまり外出先から図面を閲覧できるだけでなく、図面編集も可能です。たとえば、建築現場などの外出先からも、図面にアクセスできるのです。
図面の閲覧だけでなく、文字でコメントを残したり、写真や音声でフィードバックを入れることもできます。ビューアのダウンロードは無料です。
そのほか、ARES Touchには、次のような特色があります。
・直感的に使えるインターフェース
・iOS／Androidの両方に対応
・DWGファイルの閲覧と編集が可能
・PDFインポート機能も搭載（PDFを開くことができる）
・他のメンバーとの図面の共有、連携が容易
ARES Touchについては、こちらの動画もご参照ください。

ブラウザで図面の閲覧、編集、コメントができるARES Kudo

ARES Kudoは、ブラウザ上で図面を操作できるクラウド型のDWG対応CADソリューションです。ブラウザ型CADビューアで図面を閲覧するだけでなく、図面の作成や編集までできる機能を備えています。
ブラウザから図面の作成や編集ができる機能は、他社製品にはないARESだけの機能です。
また、リアルタイムで同期ができるため、複数のメンバーとのコラボレーションも支援します。
そのほか、ARES Kudoには、次のような特色があります。
・DWG図面をどのデバイスからでもアクセスできます。
・Webブラウザ内で図面を操作できるので、インストール不要です。
・権限を持つユーザーは、ブラウザ上で図面の編集作業を引き継ぐことができます。

ARES Kudoなら、表示専用リンクで、無料で、図面にアクセスできる

ARES Kudoでは、表示専用のリンクを生成して、ほかのユーザーと図面を共有できます。
このリンクを使用すると、相手はARES Kudoをインストールしていなくてもブラウザ上で図面を確認できます。
これにより、クライアントやパートナーと簡単に図面を共有でき、フィードバックを受け取ることができます。
このリンクは、閲覧できる有効期限を設定したり、パスワードを追加したりすることができます。
ARES Touch、ARES Kudoともに、無料でありながら、大手上場企業に活用されているエンタープライズ仕様のため、セキュリティが万全であるのも、頼もしいところです。

ARES Kudoについては、こちらの動画もご参照ください。

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