ARES(アレス)のCADソリューションは、DWG互換CADとしてAutoCADなどからの乗り換えを検討する企業に注目されています。最新バージョンにおいて、AI支援、図面自動化、Forma連携など、業務効率を高める高度な機能が進化した一方、AutoCADとは異なる圧倒的なコストパフォーマンスを実現できるからです。

この記事では、1999年から続くCADの老舗メディア「Architosh」に掲載された、同メディア編集長、Anthony Frausto-Robledo氏の抄訳をもとに、ARES 2027の最新機能を紹介します。

全文は、こちら(英語)をご覧ください。

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ARES2027で大きく進化した機能のひとつが、CAD 専用のAIアシスタントA3(ARES AI ASSIST:エースリー)です。A3は、DWG図面の中にある要素を選択したり、作成したり、修正したりできるようになりました。

たとえば、回転、ミラー、尺度変更、ハッチ、ストレッチ、削除といった操作を、ユーザーの指示に合わせて支援します。これまでCAD操作では、ユーザーがコマンド名を覚え、正しい手順で作業する必要がありました。しかし、AIが操作を補助することで、コマンドを思い出す時間や、単純な繰り返し作業を減らせる可能性があります。

既存CADからARESへ移行する場合でも、AIが操作を支援することで、使い始めの不安をやらげます。

 

ARESのクラウドソリューション、ARES Kudo Professionalでは、テキスト入力だけでなく、音声入力でA3(エースリー)を使える機能も紹介されています。ユーザーは、キーボードで文字を打つ代わりに、AIへ話しかけて操作を実行できます。

 

ARES 2027では、AIによるコマンド推薦機能も搭載されています。これは、ユーザーの作業内容を分析し、次に使いそうなコマンドを提案する機能です。

CADには多くのコマンドがありますが、すべてを覚えるのは、たいへんなストレスです。特にAutoCADなど他社ツールからARESへ乗り換えた直後は、「この作業はどのコマンドを使えばよいのか」と迷う場面も少なくありません。

ARESでは、ユーザーの作業パターンに合わせてコマンド候補を出し、操作に迷う時間を軽減します。

 

ARES 2027では、AIを活用したブロック生成機能も紹介されています。これは、A3のクラウドベース技術を活用し、ユーザーが入力したプロンプトに応じて、ブロックの候補を生成する機能です。

たとえば、家具、樹木、車両、外構部品など、建築図面でよく使われる複雑な要素は、一から作図すると時間がかかります。AIによるブロック生成を使えば、作成したいブロックの内容を自然な言葉で指示し、複数の候補から目的に近いものを選ぶことができます。

選択した候補はブロックとして保存でき、名前を付けたうえでCAD図面内に配置できます。配置時には通常のブロックと同じように、尺度を調整しながら挿入することも可能です。

この機能は、ARES CommanderとARES Kudoの両方で活用できるクラウドベースのAI機能として提供されており、作図に時間がかかる部品や図面要素を効率よく準備する手段として期待されています。

 

ARES 2027では、図面自動化の機能が強化されています。たとえば、毎晩、決まった時間にDWGをPDFへ変換し、指定したクラウドストレージのフォルダに保存する、といった処理をスケジュールできるようになりました。

ARESの図面自動化機能を使えば、「PDFに変換し、ファイル名を付けて、決まった場所に保存する」といった一連の定型作業を効率化し、作業時間の軽減を実現します。

ARES2027では、PDFからDWGへの変換にも対応した自動化が可能です。

たとえば、One Drive、Boxなどのクラウドストレージに保存されたPDFを右クリックし、「DWGに変換」といった操作で自動化を実行できます。

ARESの環境の中でPDFからDWGへの変換を進められれば、作業の流れを止めにくくなります。

 

ARES 2027では、シートセットをPDFに印刷する自動化にも対応しています。

たとえば、1つのプロジェクトで何十枚もの図面を扱う場合、すべてを手作業で出力すると、設定ミスや出力漏れが起こる可能性があります。出力作業が遅れると、関係者への共有も遅れてしまいます。

ARESのCAD図面の自動化は、こうした繰り返し作業を減らし、図面管理のミスを減らすとともに、プロジェクト全体の進行を効率化します。

 

ARES 2027のARES CommanderとARES Kudoでは、Autodesk Forma 内のプロジェクトフォルダに保存されたDWGファイルを扱えるようになりました。

AEC業界では、BIMやクラウド型の共通データ環境を使ったプロジェクト管理が広がっています。その中で、DWG図面だけが別管理になると、確認や共有の手間が増えてしまいます。

ARESがFormaとの連携できるようになったことで、DWGネイティブなCAD業務を、より広いクラウドワークフローの中に組み込みやすくなります。BIMと2D CADを併用する企業にとって、既存のDWG資産を活かしながらクラウド活用を進められる点は大きなメリットです。

 

ARES 2027では、図面自動化機能もFormaと接続できるようになりました。Forma上で管理しているプロジェクトデータと、ARESのCAD図面の自動化機能を組み合わせることができるようになったのです。

たとえば、Forma内のプロジェクトフォルダに保存されたDWGをPDFに変換し、関係者が確認しやすい形で共有するような使い方が考えられます。クラウド上の図面をそのまま自動処理できれば、ローカル環境へダウンロードして作業する手間を減らせます。

 

ARESの、デスクトップ、モバイル、クラウド機能を組み合わせた3in1のソリューション、ARES Trinity(アレス トリニティ)のコラボレーション機能は、Forma上のファイルでも利用できます。具体的には、CAD図面のバージョン管理、マークアップ、コメントといった機能です。

ARESは、単にCAD図面を編集するだけではなく、プロジェクトメンバーと図面を確認し、合意形成を進めるための基盤にもなりえます。

全文は、こちらをご覧ください(英語)。
👉️Graebert releases ARES 2027—big AI push and Forma integration

 

 

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