図面作成だけじゃない。プロジェクトを成功に導くクラウドCAD、6つの機能

CAD と BIMユーザーのための世界最大のコミュニティ「AUGI」が発行する「AUGI-WORLD」2023年10月号において、「Cadalyst」編集長 Cyrena Respini-Irwin 氏がクラウドタイプのCADソフトに関する考察を寄稿しました。

テーマは、「クラウド技術がもたらす真の革命とは?」。

CAD業界で唯一無二のクラウドソリューションである ARES Kudo(アレスクドー)を中心に、ブラウザ上で動作するクラウドCADに関するユニークな見解が語られています。

この記事では、この概要を前後編に分けてお届けします。後半は「クラウドCAD、ARES Kudo がプロジェクトを効率化する機能」についてです。

前半「ブラウザベースのクラウドCAD、ARES Kudo の革新性」は コチラ

機能5:決めの細かい変更履歴や図面比較

フィードバックを確認する方法も、スマートです。
DWGファイルにコメントなどのフィードバックがあったり、図面が変更されたり、なんらかのアクションがあった際には「メール通知」が自動送信されます。
これにより、すべての変更履歴が可視化されます。一方、個々のユーザーはこうした通知設定の制御ができますので、必要に応じて、通知を受け取り、不要な場合は通知しないという設定にすることもできます。

そのほか、バージョン履歴機能では、各ユーザーの変更履歴を確認できます。必要に応じて、図面を以前のバージョンに戻すこともできます。

2つの異なるバージョンの図面を比較したい場合は、「図面比較機能」を使うことで、そのめんどうなプロセスを大幅に短縮します。

機能6:図面編集の競合を避けるスマートなアプローチ

図面の同時編集についても、配慮がなされています。
ARES Kudo のセッションハンドリングシステムは、2人のユーザーが同時に同じファイルを編集してしまうようなケースでは、複数人の図面編集を不可として、常時「編集できるのは1人だけ」という状態を保っています。
図面編集はひとりだけですが、複数人に対するファイル表示は可能です。緊急に編集が必要な場合は、現在編集中のユーザーに、リアルタイムで編集権限のリクエストを送ることもできます。

仮に、図面編集の状態を保持したままアクションがない状態が25分続くと、編集セッションは自動的に表示専用モードに変わります。そして、編集を希望する別のユーザーに編集権限が移る仕組みが設定されています。

以上のように ARES Kudo は、先進的な機能を備えていますが、そのインターフェースとコマンドは、AutoCAD にも近く、非常に直感的で操作性にも定評があります。

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