日本において「JDraf」という製品名でリリースされた、独逸Graebert社製 AutoCAD互換CADは、2017年版リリース以降、海外でのブランド名「ARES」を使用することになりました。

背景

JDrafは、「最も低価格なAutoCAD互換CAD」をコンセプトに、海外で販売されていた「ARES Commander」から3次元などの機能を除外し、AutoCAD LT 相当の「2次元CAD」として日本市場向けに作成されました。

2013年、JDraf は、独逸Graebert社よりライセンス供給されたOEM製品として、株式会社コンピュータシステム研究所100%出資による新会社(株式会社ジェイドラフ)よりリリースされています。

日本市場において「JDraf」製品の普及が広まると、日本企業の海外拠点での利用ニーズが高まります。「JDraf 海外版」といえるものですが、もともと「JDraf」は、海外で販売されていた「ARES Commander」より機能を削って日本語版として販売したものです。

そこで、2017年リリースの際に「JDraf」は「ARES」ブランドに統合されることになります。しかしながら、海外で販売されていたオリジナルの「ARES Commander」は、AutoCAD 上位製品をターゲットとした3D機能などを含むフルパッケージです。そこで、JDraf 相当に機能を限定した製品「ARES Standard」が「JDraf」の後継バージョンとしてリリースされることになりました。この際、株式会社ジェイドラフは、株式会社グレバートジャパンと社名を変更しています。

2019年、独逸Graebert社は、株式会社コンピュータシステム研究所よりARES日本語版(JDraf)の開発・サポートについて事業譲渡を受け、新会社 Graebert Japan 合同会社を設立。株式会社グレバートジャパンは、株式会社コンピュータシステム研究所へ吸収合併され、ARES 国内販売における主たる代理店として事業を継続しています。

ARES Standard / ARES Commander

JDraf を継続して利用になることをご希望される場合は、ARES Standard、または、ARES Commanderへの切り替えをご提案します。JDraf は、すでにアップデートもサポートも終了しています。ARES StandardとARES Commanderは、JDrafの後継製品であり、JDrafより多くの機能を備えています。

JDraf と ARES の歴史(製品名の比較)

日本 海外
Ver. 2013 JDraf 2013 (該当製品なし)
  (該当製品なし) ARES Commander 2013
Ver. 2014 JDraf 2014 (該当製品なし)
  (該当製品なし) ARES Commander 2014
Ver. 2015 JDraf 2015 (該当製品なし)
  (該当製品なし) ARES Commander 2015
Ver. 2016 JDraf 2016 (該当製品なし)
  (該当製品なし) ARES Commander 2016
Ver. 2017 ARES Standard 2017 (該当製品なし)
(該当製品なし) ARES Commander 2017
Ver. 2018 ARES Standard 2018 (該当製品なし)
ARES Commander 2018 ARES Commander 2018
Ver. 2019 ARES Standard 2019 (該当製品なし)
ARES Commander 2019 ARES Commander 2019
Ver. 2020 ARES Standard 2020 (該当製品なし)
ARES Commander 2020 ARES Commander 2020

jdraf.com について

株式会社ジェイドラフによって運営されておりましたWEBサイト「jdraf.com」は、2017年ブランド名が「ARES」となったのち、その役割を終了し、2020年12月に閉鎖されました。「jdraf.com」へのアクセスは、全て本ページへ転送されています。

JDraf サポートについて

JDraf のサポートは、2018年12月31日 をもって終了しております。

永久ライセンスをご購入頂いたお客様におかれましては、JDrafを引き続きご利用になれますが、新しいOSへの対応など動作検証は行われておりません。継続してご利用になる場合は、ARES へのバージョンアップをご検討ください。

参考価格(スタンドアロン版)
JDraf 2016 → ARES Standard 最新版 = 24,000 円
JDraf 2016 → ARES Commander 最新版 = 41,000 円

バージョンアップ方法につきましては、株式会社コンピューターシステム研究所 までお問い合わせください。

JDraf 再アクティベーション

現在、JDraf が動作しているパソコンを変更したい場合、JDraf は最新OS(Windows 10)での動作検証が行われておりません。新しいパソコンで継続してご利用になる場合は、ARES(最新版)へのバージョンアップをご検討ください。

JDraf について、ご不明な点がございましたら、株式会社コンピューターシステム研究所「ARES 専用お問い合わせ窓口」にて承っております。

こちらからお問い合わせください

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